情報処理学会のシンポジウム(Summer Sympsiumu in Suzuka)が始まりました。これはSのつく地名で開催されないのです。
さて,いきなり基調講演がおわったんですが,そのタイトルは佐治晴夫先生の「リベラル・アーツとしての宇宙教育 -宇宙研究の最前線から21世紀の教育を考える-」なんです。「宇宙」ですよ!
ーーー佐治先生の講演からーーー
リベラルアーツには7つあり,文法,修辞,論理学,代数,幾何,音楽,天文なんです。
人類は,
40万年前に火の発見をして,その40分の1の
1万年前に農業革命をして,その40分の1の
250年前に産業革命,その40分の1の
6年前に情報革命が起こったんですね。
加速性,過剰の流動性によって文明は壊れる運命にあるんです。情報の流動性=社会の不安定性をもたらすんです。こういうことは宇宙の研究をすればわかってくるんです。
だれが心臓を動かしているのかを考えてみましょう。自分の意志でうごしているのではないんですよ。そうすれば死が怖くなくなるんですよ。
神が人を生かしている=死がこわくないという教育も可能です。
本当の宗教では神は絶対に人を裏切らないという前提があるんですが。
なぜ宇宙を研究するのか—自分探しの旅なんです。–
現代社会は違いをみとめて存在すれば,いい。他との違いを強調するので
お互いに認め合わないから戦争があるんです。共通項を認めましょう。因数分解をやってみましょう。共通項を認める=平和な社会なんですよ。
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なんか,宗教なんか,科学なんか,すごいですね。今の教育って断片的な知識教育ですね。ふむふむ。
【参考サイト】
SSS2007
佐治晴夫講演会のご案内